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第3回中央港湾団交開催!
第3回中央港湾団交で業側は回答を保留!
2024年3月25日、14:00より芝浦サービスセンターで開催された第3回中央港湾団交は、冒頭、業側代表より、「3月11日での組合側からの修正回答の申し入れがあったが、本日時点で、新たな回答を用意できる状況ではない」として、回答保留という事態に陥った。
組合側は、「大変残念でならないが、業側でそういった判断をしたならば致し方ない」、「再検討すべき事項について、各担当者からの発言をお聞き願いたい」として、計8名から要旨以下の点について発言を行った。
〇大幅賃上げについて
・満額回答に向けての適正料金の取り組み、我々は基幹労働者である。
・賃上げの単組要求に対し、いまだに回答が出ていない。適正な下払いをもって早期解決を。
〇指定事業体問題について
・事務折衝での業側回答は全くの虚言である。履行との回答ではあるが、後退どころか振り出しとなっている。現場での指定事業体の働き方は変わっていないし、違法状態にあると考える。
・温度差はあるが、検数労連としては終わっていると考える。
〇休日要求について
・休日要求について、「選ばれない港」と言うが、30年前のハブ港構想の時とは違う。
・休日の要求は贅沢な要求なのか。
〇産別制度賃金要求について
・中央労働委員会命令に関し、日港協にモラル、企業倫理はないのか。
・全港湾の初任給要求は日港協が回答しないから要求している。各事業者へ誠
意ある回答をさせることが日港協の矜恃ではないか。
・放射線検査での健康診断は、日港協が全額負担を求める。
・FAN付作業服は日港協が主体性をもって解決願う。
〇事前協議制度強化について
・「ユーザーと直接の関係はない」というが、ユーザーの責任はないのか。
また、真島委員長からは、「賃上げが全く出来ていないし、物価上昇にも追い付いていない」、「日港協は行政訴訟という判断をしたが、その責任のすべては、交渉参加の業側委員全員にあることを言っておく」との発言があり、組合側として、今後の対応を再確認するために一旦休憩となった。
休憩の間、労側での意思統一、4月6日~7日の行動の再確認を行い、「第一次統一行動ゾーン」(詳細は全国港湾FAXニュースにて)を通告する確認を行った。
第一次統一行動ゾーンを通告!
再開した団交では、真島委員長より、「協議した結果、本日をもって決裂を宣言し、実力行使について通告を行う」と表明した。
「第一次統一行動ゾーン」
4月6日(土) 地方港は始業時より半日の荷役拒否
7日(日) 6大港は始業時より24時間の荷役拒否
ただし、金沢、七尾港は除外とする。
*詳細は全国港湾発文第81・82号を参照すること。
また、「今後、交渉の進展如何では追加の行動もあり得ることも併せて通告とする」との発言で締めくくった。
発言に対し業側は、「時間が足りず本日の回答となったが、次回団交を4月2日(火)14時に開催したい」との申し入れがあり、組合側はこれを了承し、終了した。
以 上
全国港湾23発81号 24春闘中央港湾団交決裂に伴う実力行使の通告
全国港湾23発82号 24春闘中央港湾団交決裂に伴う実力行使の指示