機関紙「港湾労働」
全港湾が発行する機関紙をPDFファイルにて掲載しております。
過去の内容もご覧いただけます。
私たちの活動情報をより詳しくしていただくために是非ご覧ください。
全港湾は、港湾、トラック、倉庫、関連企業などに働く仲間が
集まった海陸一貫輸送をになう産業別労働組合です。
JCO臨界事故26周年集会開催
9月28日に茨城県東海村で行われたJCO臨界事故26周年集会に参加させて頂きました。県内外から約190名ほどの参加者が集まりました。集会では「臨界事故を語り継ぐ会」事務局の大泉実成さんが登壇し、事故当時のお話や体験談をお聞きになりました。大泉さんの両親はJCOから約120メートル離れた場所で営んでいた自動車部品工場で被爆されその後、両親は2002年、JCOや親会社を相手に健康被害への補償を求める訴訟を起こしたが、8年後に最高裁で敗訴が確定となり、大泉さんは「原告により高度な(被害の)証明を求める判決だった。私たち一市民にとっては限界を超えるもの」と苦しい胸の内を明かしました。その話を聞き、国や県の無責任の行動が国民一人一人を苦しめているんだと改めて感じました。日本国内で初の被爆による死亡者を出したこの痛ましい事故から26年間が経ちましたが、決して風化をさせては行けませんし、忘れてはいけません。核と人類は共存出来ません。時が流れたとしても被災者とその家族の思いや苦しみは決してなくなりません。全港湾の仲間も大変な思いをしました。改めて原発は危険で国民一人一人を苦しめる悪であると思いましたし、再稼働をしては行けないと強く感じました。
集会後のデモ行進では安心で安全な生活を守る為シュプレヒコールを叫びました。行進では全港湾が中心となり盛り上げる事ができ、全港湾の強くて深い横の繋がりを改めて感じる事ができました。今回の集会に参加できて本当に勉強になりました。この活動を支部、分会に発信していきたいと思います。ありがとうございました。
東北地方 塩釜支部 菊池勇哉