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国際交流

MUA(オーストラリア海事組合)大会に参加して(201202〜03)

全港湾副中央執行委員長 佐野祥和

 2月27日から3月4日まで、オーストラリアのシドニーで開催されたMUA(オーストラリア海事労働組合)の大会に全港湾の代表として参加をしました。大会は5日間に及ぶもので初日から多数の議案が詰まっていました。今回の大会は140周年の記念大会で組合員300名、諸外国から70名(うち女性の参加者が20%) というもので、まるで世界大会、ITFの会長と港湾部会長を兼務するパディ・クレムリン書記長の指導と統率力に感服をしたところです。

素晴らしい大会

 大会そのもののスケールが大きい、すばらしいステージ、開幕のセレモニ一、モニュメント、そしてスローガン(闘いの連合を組織しよう)に圧倒されました。驚いたのは議案書がないのです。一人一人にiパッド風のものが配布され、全ての議事内容が入っていることと、大会参加者全てが登録されたICカードをもってチェックを受けるという仕組みでした。140周年記念のディナーパーティーでの来賓のあいさつは、ただ1人交通大臣でした。その要旨は「MUAとのつきあいを大切にしたい。豪州の経済と産業の発展のために不可欠のものだから」とのことでした。

配慮された発言の機会

 私の発言の機会は第1日目の午後で、港湾労働者の闘いというパネルセッションのときに充分な時間を与えてくれました。
 先ず最初に自己紹介をしてZENKOUWANを認識してもらってから、東北大震災に対するITFを始め世界各国からの激励やカンパに対するお礼と現状を報告し、日本の港湾労働運動の一担を提案しました。安全問題では福島原発と放射能対策、石綿被害とその対策と補償について、教育訓練では豊橋の技能訓練センターの内容とその仕組み、強調したのはPOCの問題として三島川之江の指定港化の闘いをブエノスアイレスでの伊藤委員長の発言内容とその決議を紹介し、日本版POCとしての取り組みの現状を紹介し、事あるときには世界の港湾労働組合の支援を要請しました。最後に兼田富太郎元委員長らが世界に呼びかけた第1回アジア太平洋港湾労働者会議(1959年・東京)の総括本を紹介し、今こそ国際連帯の必要なときであることを強調して終わりました。会場から大きな声援と拍手が沸き上がり、我ながら感激をしました。1日目が終わって夜の青年部と婦人部の主催するウェルカムカクテルパーティーではMUAの人達はもちろん、諸外国の人から声をかけられ、来て良かったと感じたところです。

MUA大会で挨拶する佐野副委員長

MUAのパディー書記長と

IT化が進んだ大会会場