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港湾運送の在り方に関する懇談会

全国港湾02FAX第90号(2003年6月16日) 

6/13 第2回港湾運送事業のあり方に関する懇談会の討議経過について

1.6月13日14時より、標記懇談会が開催された。懇談会は、別紙資料の議事次第の通り、船社・労働組合のヒヤリング、地方懇談会における意見について、主要9港の規制緩和の実施状況について等の協議を行った。全国港湾は、安田議長が委員として参加した。第3回懇談会は、7月25日に行われる。

2.討議経過は、以下の通り。
 (1) 冒頭、第1回懇談会で質問と資料提出の要請があった事項について、資料2にもとづいて事務局(国交省港運課)から説明があった。
    資料の要請は、為替レートと購買力平価で調整した港湾諸料金、港湾コストの比較及び、港湾貨物の需要予測であった。事務局は、資料に沿って説明した。

 (2) 第一議題「関係者のヒヤリング」についての討議は、下記の通り(資料参照)。
  ① (社)日本船主協会港湾協議会が別紙にもとづき意見を述べた。
  ② 日本内航海運組合総連合会が別紙にもとづき意見を述べた。
  ③ 外国船舶協会が別紙にもとづき意見を述べた。
  ④ 全国港湾労働組合協議会が別紙にもとづき意見を述べた。なお、外国船舶協会が「事前協議制度の緩和が必要」と述べたことについて、事前協議制度は港湾の産別労使協定であり、港湾作業の安全と雇用秩序の維持、港湾の労働力の安定的出力を確保するための制度で、港湾の活性化を阻害しているとの指摘は極めて心外であると、強く反論した。
  ⑤ 全日本港湾運輸労働組合同盟が別紙にもとづき基づき意見を述べた。
  ⑥ 討議
   委 員 船港協のヒヤリングの中で、資料P2で「過去における法的規制・保護などにより古い体質が温存され」とあるが、古い体質とは何をいわんとしているのか。
   委 員 ユーザーが港や契約者を自由に選択できるのが理想である。港は安全性や安定性、社会的重要性もあり、その意味で事前協議制度は有効に機能していると考える。しかし、事業法や港労法が変わらず、見直しが行われてこなかったという意味合いである。自由さと安定性とは裏腹の問題でもあるとは考えている。
   委 員 外船協の意見の資料P1に事前協議制度のことがあげらている。事前協議制度は規制ではない。実態は、仕事の安全性、安定的港湾運営に必要な制度である。米国西岸のハイヤリングホール制度、米国東岸のディスパッチ制度、ドイツのゲーハーベーシステム、アントワープのドックプール制度なども同じような港湾労働の安定的確保のため、安全性確保のための知恵である。日本独自の制度でもない。また、事前協議制度は、船社が港湾労組と直接協議することを避けたために、日港協が仲介の労を執り2者協議としてやってきた経緯がある。80年代半ばに、この制度を止めようとしたところ、ユーザーから継続の申し入れがあり、行政も中に入って維持してきた制度だ。規制ではない。しかも、事前協議制度の運営に関する効率化も図ってきている。いつでも手を引く。
   委 員 内航総連合の資料P2の外国船の内航フィーダーとの差別とは何か。
   委 員 西日本の港湾だが、外国船を優遇する制度があり、結果的に内航海運が差別されている。
   委 員 スーパー中枢港湾の経費削減について触れられているが、一定の港湾に貨物を集中することによってコンテナ1個あたりのコストを下げることで経費削減しようというものなので誤解のないよう理解していただきたい。

 (3) 第二議題「地方懇談会における意見について」の討議は、下記の通り(資料3及び参考資料参照)。
  ① 事務局より、資料3及び参考資料に沿って議題の提案を行った。
  ② 討議
   座 長 「活性化協議会」とは何か
   事務局 地方港の安定化、活性化のための関係者、管理者、運輸局、事業者、港湾労組場合によっては船社による協議の場と理解している。
   委 員 現在港湾において関係者が協議する場がない。労使だけでなく、関係者が意見交換、協議する場の設置ということだ。名前は仮称である。
   委 員 同じ立場の人から異なる意見が出ているようだが。
   事務局 組合の方はおおよそ同じ意見といえるが、事業者からは、よって立つ港の違いによって異なる意見となっている。主要9港に隣接する港からは規制緩和やむなし、それ以外の港からは反対の意見が多いというのが傾向と考える。
   座 長 地方港のヒヤリングで欠席だった人からも意見を聞いていますね。
   事務局 船社や荷主の中に当日不参加の方もあったが、後日意見を聞いて資料に掲載している。
   委 員 地方港の特性についてどのように捉えるのか。
   事務局 地方港の問題は、次回提起したい。事業者の数が少ない、荷主とのつながりが強い、在来船が多い、事業規模も比較的小さい、港のタイプも違うなどがあると考えており、次回には資料提示をしたいと考えて

 (4) 第三議題「主要9港の規制緩和の実施状況、効果、影響等について」の討議は、下記の通り(資料4・5参照)。
  ① 事務局より、資料4・5に沿って議題の提案を行った。
  ② 討議
   座 長 主要9港のゲートオープン時間はどうなっているか。
   事務局 基本的には08時30分~20時で対応していただいている。各港で工夫があるようだ。
   座 長 これ以上意見がないのであればこれで終了する。

 (5) 以上の討議で終了し、第三回の懇談会は7月25日(金)10時からとすることを確認した。

以 上